• が更新を投稿 10年 6か月前

    複雑に思える気持ちも、本当は単純な欲求が満たされないために起こる、自分なりの苦悩だったりするのです。

    たとえば、お子さんが常習的な意地悪をするとします。でもそれは、普段から自分を見て欲しいと思う、お子さんなりの表現方法だったりするのです。意地悪な性格を直そうと、あれこれ注意をせずに、何をお子さんが求めているのかに気付いてあげられれば、意地悪は減っていくでしょう。

    これを大人に発展させる場合です。意地悪な上司がいるとします。何かにつけて、無能扱いしてくるのです。見返してやろうと、やっきになりますが、毎度ねじ伏せられて終わります。そんな時は、ご自身の人格が否定されたようで辛いですが、実はその上司は、家庭がうまくいっていないので、あなたに八つ当たりしているだけなのです。悩むことはありませんでした。そして自分も、ただ、その人に認めて欲かっただけなのです。

    そんな風に、人間関係は、自分の単純な欲求不満に気付けずに、物事を複雑に捉えようとし、出口が見えずに思考はループしていきます。原因に気付けば、うまく気持ちを切り替えることができるようになることは、多くあるのです。
    そして、どれが原因になっているのかは、自分だけでは気付きにくいというのが、特徴です。悩みは自分だけで抱え込まずに、人と一緒に出口を探していきましょう。

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